危険いっぱいでした❗ 蕎麦粒山
最初にお断りしておきます。今回の山、ボクの歩いたコースはおススメできないコースでした。あとで知ったことなのですが、立入禁止の区域を歩いてしまったようで、色々と危ない箇所があったのです。なので、ボクと同じように山歩きをされている人、このブログを見て「自分もこのコースで行ってみよう」とは決して考えないでほしいです。それを注意してご覧いただきたいと思います。
西東京バス・川井駅バス停
川井駅はJR青梅線の駅です。ただしこのバス停、駅から離れていました。改札を出たら駅を青梅街道まで下り、奥多摩方面にあるいて信号を渡った所にあります。歩いて5分くらいです。
それと川井駅、注意です。電車を降りる時、電車とホームの間が空いていて危ない❗ お子様連れの方は注意してください。
ここから上日向、清東橋へのバスに乗ります。
清東橋バス停
乗車時間は10分程度。本数は少なく、乗客もボク一人だけでした。しかしこのバスがないと1時間以上車道歩きをしなければいけないので、廃線にはしないでほしいです。
バスを降りるとすぐ、清潔なお手洗いがあります。これから山登りをする者にとって、ありがたいです。
今回登る山
蕎麦粒山
東京と埼玉の境界にある山で、エリアとしては奥多摩の山になりますが、ボクが持っている山と渓谷社の分県登山ガイド「埼玉県の山」(初版)でも紹介されています。玄人好みの山といえます。
歩くコースは
清東橋~獅子口小屋跡~踊平~日向沢ノ峰~蕎麦粒山~仙元峠~川俣(秩父)
奥多摩側から登り、秩父側へ下山するというものです。
ただし、最初にお断りしたとおり、このコースはあまりいいコースではありませんでしたので、蕎麦粒山に行かれる方は、最新の登山情報を調べて計画を立てられた方がいいと思います。
百軒茶屋
この辺りはキャンプ場が多いです。山登りでは棒ノ折山の登山口でもあります。
「通行止め」とありますが、車の進入禁止。登山客はOK。‥‥‥、と思って入ったのですが。今から考えて、これ、山への通行止めでもあったのだろうか? 一応確認したのですが、山道崩落云々とは一切書かれていませんでした。
長い林道歩きをします。
ヘリポートがありました。珍しい。
林道、舗装でなくなりました。
登山口
蕎麦粒山の表示はありません。とりあえずは「獅子口・川乗山」へ歩きます。
登山道の様子です。荒れていて不明瞭です。なのでコースを外れ、道迷いしそうになりました。
流れるのは大丹波川。この川もクセ者でした。
この川を何度も渡らなければいけませんでした。仮橋はありません。石を伝って渡るしかなく、滑って川に落ちそうになったことも。
大丹波川に沿って進む道。このような橋もありました。
名もない滝。泣かされた川ですが、見るだけなら素敵です。
ワサビ田です。この辺りまでは山登りでない人も入ってくるということか。
道標が見えてきました。
獅子口小屋跡
広場になっていますが、小屋は全く残っていません。さて、ここで問題発生❗
ここから次の踊平~日向沢ノ峰、更に蕎麦粒山へと向かうのですが、その道が立入禁止で通行止め❗ 今日の山、ここで終わりなのか⁉️
地図を見ると、ここ、獅子口小屋跡は、蕎麦粒山と川乗山の分岐点ですが、川乗山に向かって歩き、途中の横ヶ谷平から踊平に行くことができるみたい。
というわけで、川乗山方面に向かって歩くことになったのですが‥‥‥、
中々の傾斜です。地図によると、ここは「階段状の急坂道」とあるのですが、ご覧のとおり崩れていて階段の形をなしていません。なので、滑ってコケてしまいました。
足場の悪い急坂でへとへとになり、何とか横ヶ谷平に着いたみたいですが、何かぶら下がっています。
何が書いてあるのかなと、回り込んで見てみると‥‥‥、
「通行止」! どうやら今まで歩いた箇所は通行止めの区間だったようです。確かにあの急坂の崩れた階段、下りで歩いたら危ないだろうなぁ。
とは言っても、ここからは問題のない安心して歩ける道のようです。
気持ちのいい道です。天気、曇り空なのが残念。
道標が見えます。
踊平
計画したコースに戻りました。日向沢ノ峰まで0.8キロ、蕎麦粒山まで2.7キロ。道標上に「蕎麦粒山」の名前が初めて出てきました。
次なる日向沢ノ峰を目指します。
スゴイ急登❗ まき道があるのですが、そこも通行止め。これを登るしかありません。
そしてピークに到達です。
日向沢ノ峰 標高1354m
山頂、決して広くはありませんが、気持ちのいい休憩場所。
蕎麦粒山が見えます。
次はいよいよ、今日一番の目的地、蕎麦粒山。
少し下ると、棒ノ折山との分岐点がありました。
ここにはベンチもあります。
気持ちのいい尾根道を歩きます。今歩いている道は、東京都と埼玉県の境界の長沢背稜上の道らしいです。
蕎麦粒山が目の前に迫って来ました。
蕎麦粒山への最後の大登り。
そして山頂に到達❗
蕎麦粒山 標高1472m
天気が残念。ここからは川乗山が見えるはずです。
見下ろすと、今まで歩いた道が見えます。
では下山です。この後、仙元峠~川俣へと歩きます。
道標が見えます。
酉谷山と仙元峠との分岐点。仙元峠へ進みます。
ここも凄い急登
仙元峠 標高1444m
峠に祀られている神様です。
ここから 仙元尾根・川俣への道を行きます。ただしこれから歩く道、一般的なガイドブックではあまり紹介されていないコースです。心配です。
ロープのある急傾斜の下り。
大量の落ち葉が積もっている道。
落ち葉のラッセルです。
視界が開け、近辺の山々が見えます。
大楢
進行方向、右に。山腹の道を行きます。
落ち葉だけでなく、枯れ枝のラッセルです。道が不明瞭となりました。ガイドブック等であまり紹介されていないこともあり、歩く人が少ないようです。ここでもコースを外れ、道迷いしてしまいました。
ここで問題だったのが、このピンクのテープでした。これは普通、山道の目印なのですが、この区間では山道でない所でも巻かれていましたので、これを過信して歩くと道迷いしてしまいます。多分、登山用ではなく、山作業の人が目印で付けたのかもしれません。
スマホのGPSのおかげで何とかコースに戻ります。
送電線鉄塔に出てきました。
また送電線鉄塔。
この辺り、送電線鉄塔をいくつか横切ります。
この道は多分、山登りの人だけでなく、東京電力の作業の人も歩くのでしょうね。
木々の間から近辺の山が覗きます。
秩父・川俣に向かって続く道。
伐採箇所で視界が開けます。
そして、下界が見えて来ました。
階段状の道です。
屋根が見えます。神社かお寺らしい。
浦山大日堂
川俣に下山できたようです。
バス乗り場に向かいます。
秩父市営バス・浦山大日堂バス停
ここから西武秩父駅もしくは秩父鉄道・秩父駅へ出ます。
歩行時間7時間41分
立入禁止を歩いたり道迷いもあって、怖い山行でしたが、予定の時刻に下山できて良かったです。
閲覧ありがとうございました。コースタイム詳細はHPをご覧ください。
YAMAPの活動日記です。
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