山わんこ ボクの足あと🐾

山登りを中心に、旅行等で訪れた色々な場所のご紹介をします

八ヶ岳第2弾 今回は‥‥‥❓

美濃戸口
八ヶ岳登山の玄関口として知られています。JR中央線・茅野駅からバスで約40分のところですが、今回は奮発してタクシーを利用しました。少しでも早い時間に出発したかったからです。バスだと一番早い便を使っても10時到着で遅い。バス会社は検討してほしいです。



以前作ったブログです。

今年の6月初め、前夜泊日帰りで八ヶ岳の権現岳に行って来ました。今回は八ヶ岳の第2弾。1泊2日で主だった山を縦走しようと計画しました。



美濃戸口をスタートです。今日は御小屋尾根を歩き、阿弥陀岳~赤岳を目指します。



しばらくは舗装された道を歩きます。



ここは御小屋尾根登山口のようです。ここから山道です。



登山道のあちこちに、こんな物がありました。何だか分かりません。



続く登山道。



分岐点の標識に出てきましたが‥‥‥、



「ここは御小屋山」❓ これが山の頂上なんでしょうか?



と思ったら、少し歩いた場所にちゃんとした山頂標識がありました。
御小屋山 標高2136.7m
まぁ、見晴らしも何もない山です。もしベンチがあれば、ここでお昼休憩にしようと思ったのですが、なかったのでそのまま通過しました。



シャクナゲです。八ヶ岳のシャクナゲはキバナシャクナゲということなので、それでしょう。



チラッと見えた稜線。天気、あまり良くないですねぇ。


実は今回、天気が良くないのです。
最初計画した時、例年ならば梅雨明けが微妙な時期なので、天気を心配していました。ところが今年は7月の初めに早々と梅雨明け宣言。「やった、行ける」と喜んだのもつかの間、この週の初めに戻り梅雨のような前線がやって来ました。中止にした方がいいかなと悩みましたが、2日目の長野県茅野市の天気予報が「晴れ」になっていたので、行こうと決心したのでした。



なかなか急登です。お昼休憩にいい場所がないか探しながら歩きましたが、適当な場所がありません。時間も遅くなったので、腰を下ろせる場所でお昼タイムにしました。



不動清水入口
近くに水場があるようです。



登山道、大きな岩が目立つようになりました。



ゴゼンタチバナです。



展望台
お昼休憩、こういう場所でしたかったなぁ。



あそこに見えるのは阿弥陀岳でしょう。



そろそろ森林限界を越えそうです。



阿弥陀岳が見えます。



キバナシャクナゲの群落です。



ミヤマダイコンソウ



イワギキョウ



山頂が迫って来ました。



しかし道は険しいです。ロープ出現❗



ハシゴもありました。



標識です。山頂でしょうか?



残念。阿弥陀岳西ノ肩でした。ここまで急登が結構あって、体がかなりへばってます。この肩透かしで精神的な疲れが増しました。



でも山頂は近い。



山頂手前の凄い岩場。



やっと山頂のようです。



山頂に到達❗



阿弥陀岳 標高2805m



山頂の様子です。景色、何も見えません。
時刻は現在午後1時55分。計画した時の予測時刻は1時40分でした。15分の遅れです。



次に向かうのは赤岳



稜線上、ガスが掛かり、景色はサッパリです。



ほぼ垂直に架かっていたハシゴ。結構怖かったです。



そしてこの辺りから雨が降り出しました。雨具を使わざるを得ない状況です。



申し訳ありません。勝手ですが、ここからはしばらく写真をはしょらせてください😣💦⤵️
ガスで周囲の景色が見えないので、お見せできる写真が撮れないのです。また、山小屋になるべく遅くならないように入らなければいけないのですが、雨具の中からカメラを出し入れすると時間のロスが大きいので、今までのように写真を撮るわけにはいかなくなったのです。



中岳 標高2700m
阿弥陀岳と赤岳の間にあるピーク。眺望はもちろんゼロ。
現在、時刻は午後3時前。予測時刻は午後2時25分。約30分の遅れ。遅れが広がっている。自慢ではありませんが、これまでは予測時刻よりも到着が遅れることはありませんでした。体の疲れなど体調的なためでしょうか? 八ヶ岳の山の難易度の高さのためでしょうか?



新たな花を発見。



コマクサ
言わずと知れた高山植物の女王。



こちらはイワギキョウ?



ミヤマオダマキ
八ヶ岳で見られるとは思いませんでした。好きな花の一つです。



この間登った権現岳との分岐点。赤岳は近い。



赤岳に到達❗



赤岳 標高2899m
八ヶ岳連峰の最高峰❗



山梨百名山の山頂標識。赤岳は山梨県の山でもあるのです。



赤岳頂上山荘
文字通り赤岳の山頂に建つ山小屋です。今日泊まるのはここではありません。



山頂から横岳・硫黄岳に向かって下ります。


写真ははしょらせていただきましたが、ここからの下りはクサリ場が多く、かなりキツかったです。雨が降っていたから余計にそう感じたのかもしれませんが、危険箇所と言っても過言ではないと思いました。



そして到着したのが今日の宿泊の山小屋
赤岳天望荘
到着時刻 午後4時40分。4時前を予測していたので、大幅にオーバーしてしまいました。
この山小屋はお風呂(五右衛門風呂)があるので有名なのですが、今年はお休み。理由はコロナのせい。ホント、コロナ憎しです。


さて、この後の天気ですが‥‥‥、雨は一晩中降り続きました。気象情報では、明日は晴れ間があるということなのですが、大丈夫なのだろうか。



2日目
6時前の小屋の外の様子。霧が掛かり、強風も吹いています。山小屋の後ろには赤岳がそびえているのですが、それが全く分かりません。



計画では5時半には出発する予定だったのですが、これでは無理。一時間過ぎて少し風が治まったかなという頃に小屋を出ましたが、一時間の遅れ。今日、どうすればいいんだ❓



地蔵ノ頭
ここが今回の運命の岐路。予定では、横岳、硫黄岳、天狗岳へと歩き、渋の湯バス停へ下山なのですが、ここからは美濃戸口バス停へ4時間で下れる最短ルートの分岐点なのです。



前方に霧の晴れかかっている横岳。これは神様が大丈夫だよ、と言っているのか? それとも悪魔の誘惑か? 山関係の気象情報アプリでは、9時から10時頃に再び荒れるという情報もありました。
計算してみました。下山して乗るバスの発車時刻が14時55分。現在6時30分。予想の歩行時間は7時間45分なので、その通りに歩ければ間に合う。しかし昨日は予想歩行時間を1時間オーバーしているのです。もし昨日と同じならアウトになってしまう。



そんなわけで安全策を採り、エスケープルート、美濃戸口に下山することとしました。



下山しながら稜線を見上げます。山の天気は分かりません。もう大丈夫なのではないでしょうか?



見下ろすと赤い屋根の行者小屋。



キバナシャクナゲ。もう見納めでしょうか。



おっと、クサリ場❗ 落ち込んでいる場合ではない。



狭い鉄階段です。



そろそろ樹林に戻るみたいです。



稜線をよく見ておきましょう。



山道は再び樹林の中になりました。



赤い屋根の建物が見えます。



行者小屋
まだ7時半でしたが、登山客が沢山いました。



稜線が見えます。雲が掛かっていない。



‥‥‥と思ったら、雲に覆われてしまいました。今日の天気、分かりません。



行者小屋を出発しましょう。



連休で明日も休みなので、これから登る登山客と多くすれ違いました。



傍らを川が流れています。



橋が架かっています。



もやが掛かっています。小雨も降りましたが、森の中を歩いているので、雨具は使わずにすみました。



ダムが見えます。こんな人造物が現れるということは、下界が近いということか?

しかし山道はまだ険しい箇所があります。



キバナノヤマオダマキ
最後に見た花でした。



そして登山口に着きました。



登山口に建つ美濃戸山荘

         



トマトが美味しそうです。



ここからは林道歩きです。車も走れる道です。



        

赤岳山荘とやまのこ村(駐車場をしているみたいです)を通り過ぎます。



木製の橋ですが、車が通れるのですね。



前方に建物が見えます。美濃戸口のようです。



美濃戸口
ゴールに到着。
歩行時間
1日目:6時間53分
2日目:3時間55分
不完全燃焼でした。天気が恨めしいの一言。誰かに意地悪されて邪魔されたような気分です。この夏、まだ計画している山があるので、どうかいい天気になりますように、いや曇りでもいいから、せめて歩ける天気になりますように❗ 


コースタイム詳細はHPをご覧ください。


YAMAPの活動日記です。