山わんこ ボクの足あと🐾

山登りを中心に、旅行等で訪れた色々な場所のご紹介をします

丹沢1泊2日 三ツ峰から蛭ヶ岳、桧洞丸へ

今回は
長編❗1泊2日 丹沢の山旅  ‥‥‥です。


宮ノ平バス停
小田急線・本厚木駅から宮ケ瀬行きバスに乗り約1時間。今から思えば、もう一つ先の三叉路バス停で下車した方が良かったです。まぁ大した距離ではありませんでしたが。



バスの進行方向に歩き、この信号で左折します。宮ケ瀬湖の近くなのですが、湖は見えません。



少し歩いて登山口です。今回の山、バス停から登山口まで、少し分かりにくいです。



今回は1泊2日で丹沢にやって来ました。1日目の今日は、ここから丹沢山へ登ります。途中でいくつかのピークを経由しますが、その中の本間ノ頭円山木ノ頭大礼ノ頭丹沢三ツ峰と称されています。今日のメインです。



途中にあった鹿よけゲート。壊れています。いいのだろうか?



御殿森ノ頭 この上」とあります。もちろん行きましょう。



御殿森ノ頭 標高581m
今日最初のピークです。神様にお詣りします。2日間無事に歩けますように。



展望はご覧の通り。木々の間から覗くという程度です。



1日目は全般的に展望がイマイチでした。まぁ、この辺りはまだ千メートルに満たない所なので仕方ありませんが。



分岐です。どちらを採っても丹沢山に行きますが、高畑山を経由する方のルートに進みます。



分岐から5分程歩いて、草原状の山頂です。



高畑山 標高766m



この山の山頂もご覧の通りなので、展望がいいというわけではありません。



丹沢はヒルが多いと云われていますが、登山口からこの高畑山まではとくに多く、ボクの知っている人はこの区間を「ヒルの養殖場」と呼んでいるほどです。なのでベンチがありましたが、ここでは休憩しませんでした。
基本、ヒルは4月頃から出るのですが、最近の陽気では目覚めて活動を始めているかもしれません。



今日のゴール、丹沢山まで7.2キロ。



鎖場など険しい箇所あり。



急登です。



登り切った所でベンチが見えます。



本間ノ頭 標高1344m
丹沢三ツ峰一番目のピークに到達。



ご覧の通り、ここも展望イマイチです。



この先ですが、何しろ‘三ツ峰’の名のとおり三つの峰を通るので、半端ないアップダウンでした。



途中で少し視界が開けます。あそこに見えるのは丹沢最高峰の蛭ヶ岳



円山木ノ頭 標高1356m
三ツ峰の中間峰。



太礼ノ頭 標高1352m
三ツ峰最後のピーク。これで丹沢三ツ峰踏破。しかし三ツ峰がいずれも展望がいいわけでもなく山頂ぽくない。ベンチがあったのが最初の本間ノ頭だけ。ちょっとガッカリでした。



とにもかくにも、今日のゴール、丹沢山へ。



丹沢山まで残り1キロ。‥‥でもこの道標、ここもピークみたい。



瀬戸沢ノ頭 標高1375m
ここも展望ナシ、ベンチもナシ、のピークでした。



あと1キロだという丹沢山。



最後の登りです。



雪の跡。溶けかかっています。いや、こういう所はまだいい。完全に溶けた所はドロドロのぬかるみになっていました。当然、靴は泥だらけ。



山小屋が見えます。着いたようです。



丹沢山 標高1567.1m
ここは展望のいい山ですが、もう曇っていて何も見えませんでした。


山頂標識に「日本百名山」の表示。


ボクは思うのですが、百名山の著者・深田久弥氏は、丹沢山塊の中の丹沢山だけを百名山に選んだのではないと思うのです。最高峰は蛭ヶ岳だし、大山だって歴史のある山です。これらを差し置いて丹沢山だけ選ぶのはおかしい。よく読むと、「私が百名山の一つに丹沢山を取り上げたのは、個々の峰ではなく、全体としての立派さからである」とありました。これ、丹沢山塊全体がいい、という意味じゃあないだろうか? なのでボク個人は、「丹沢山に登って『百名山』踏破するぞ」というのであれば、丹沢山だけでなく、その前後の塔ノ岳、蛭ヶ岳を縦走し、歴史のある大山も登るべきではないかな、と思っています。



みやま山荘
丹沢山の山頂に立つ山小屋。ここに泊まりました。



受付を済ませてコーヒーブレイク☕
プチゼリー付きです。


2日目
朝から快晴です。



昨日は見えなった富士山🗻



次に目指すは、丹沢最高峰の蛭ヶ岳。



大きく下ります。



また登ります。



不動ノ峰 標高1614m
途中にあった小ピークです。



ここからも見事な富士山。



棚沢ノ頭 標高1590m
小ピークが続き、アップダウンの繰り返しです。



よく見ると南アルプスも見えます。



迫って来た蛭ヶ岳。



山頂の蛭ヶ岳山荘も見えます。



この後歩く臼ヶ岳、桧洞丸など、丹沢主稜が見えました。



鬼ヶ岩 標高1608m



真正面に蛭ヶ岳。



鎖場出現❗



蛭ヶ岳に向かって下ります。



そして登ります。



振り向くと、今まで歩いた稜線が見えます。



更に左に視線を動かすと、3つのピーク。あれは昨日歩いて来た丹沢三ツ峰でしょう。



山小屋が見えてきました。



山頂に到達❗



蛭ヶ岳 標高1672.7m
丹沢最高峰に立ちました。



山頂からの眺望。



改めて富士山。



南アルプス。



今朝歩いて来た丹沢山からの稜線。



さて、次に向かうは桧洞丸。



危険注意の看板。そうなのです。ここからは更にハードになるのです。



大下りの始まり。



出た❗ 鎖場❗



先程の蛭ヶ岳手前の物よりも長い、今日一番の難所です。



下り切って蛭ヶ岳を見上げます。



桧洞丸への登山道。ここは途中のピーク、臼ヶ岳への道なので、登りが続きます。



臼ヶ岳 標高1460m
道標に「臼ヶ岳」と表示されていますが、正確にはここは山頂ではありません。さらに真っ直ぐ歩いた所が山頂なのですが、そこには山頂標識がありませんでした。何だか不遇な山ですね。



ともあれ、ベンチがあるので休憩。



臼ヶ岳から見る蛭ヶ岳と丹沢主脈。



先に進みましょう。臼ヶ岳を大きく、大きく下ります。



枯れ木越しに桧洞丸。



チラッと覗く富士山。しかしこれが今回の見納めになりました。



神ノ川乗越
桧洞丸まで2キロを切りました。だけど‥‥‥。



急登になります。登って‥‥‥



登って‥‥‥、



さらに登ります。ただこの登り、桧洞丸への登りではなく、手前のピークを越える登りでした。そう考えると空しい。



ベンチがありました。良かったです。そろそろ昼食タイム。



休憩を終え、さらに進みます。



金山谷乗越
山頂まで1.2キロ。しかしここからの予想歩行時間は約60分。当然急登でしょう。



この辺、まだこんな難所もあります。



真正面に見る桧洞丸。



⁉️



鹿🦌さんだぁ❗ 2頭いる❗



人馴れしているのでしょうか? 明らかにこちらに気づいているはずなのに、逃げません。キョトンとして見ているだけ。



さぁ、桧洞丸への急登スタート❗ 登って‥‥‥、



登って‥‥‥、



ひたすら登ります。



長い長い登り。



おおっ、山小屋が見えます❗



青ヶ岳山荘
桧洞丸山頂直下にある山小屋。ということは、山頂は間近です。

  



振り返り、蛭ヶ岳と主脈を見ます。



間もなく山頂です。



休憩している登山客がいます。山頂でしょう。



登り切った所にある看板に何が書かれていたかというと‥‥‥、



ホント、キツい山道でした😂



桧洞丸 標高1601m
丹沢山塊ナンバー2の高さです。



神様、ありがとうございました。下山までよろしくお願いします。



山頂からの眺望と山頂の様子。



ゆっくり休み、いよいよ下山。ゴールの西丹沢まで5.3キロ。蛭ヶ岳からここまでが4.6キロだったので、それよりも長い。



しかしあとは下るだけ。急登はありません。



ひたすら下ります。



当然、木段ばかりではありません。殆どがこんな道。



鎖場もありました。



ベンチがあります。



展望台
このルートの貴重な休憩場所です。



眺めはこんな感じでした。



さらに下ります。



また鎖場❗



年季の入った鎖です。



階段を下ります。



下りた所に看板。そう、この下りが逆に登りだったらキツいでしょうね。



広い沢を横切ります。



ゴーラ沢出合
ゴールまで2.3キロです。



しかし、ここからは登山口まで、今までのような傾斜のない道でした。




これはミツマタ。終わりかけです。



しかし凄い群落です。ミツマタは3月初めが見頃。その時期に訪れたらキレイだったでしょう。



この辺りはミツマタのトンネルのようでした。



登山口に出ました。



今回の山旅も終わろうとしています。



見覚えのある緑の大きな屋根。ゴールが見えました。



西丹沢ビジターセンター
長くハードだった山旅、ゴールです❗



ここからはバスで小田急線・新松田駅まで。


歩行時間
1日目:5時間59分
2日目:7時間28分


1日目の丹沢三ツ峰が、キツいだけで展望がイマイチだったのが残念でした。2日目は、蛭ヶ岳までの道が、快晴で富士山がよく見えたのが良かったです。その後は地獄😅。でも終わってみると、達成感がありますね。


閲覧ありがとうございました。コースタイム詳細はHPをご覧ください。


YAMAPの活動日記です。