寒空の下、丹沢主脈縦走しました
お詫び:今回のブログ、愛鷹山(あしたかやま)の名前が分からず、この山を最初「天城山」だと書いておりました。初めの頃に閲覧いただいた方、間違った表記をして申し訳ありませんでした。
12月になりました。師走です。年内いつまで山歩きできるかな。
今回は1泊2日で丹沢に訪れました。少なくとも今年のお泊りの山はこれが最後です。
泊まりなので長編になると思います。ご了承ください。
今回のコース
蛭ヶ岳、丹沢山、塔ノ岳の丹沢主脈の縦走です。
1日目:焼山~黍殻山~姫次~蛭ヶ岳(宿泊)
2日目:蛭ヶ岳~丹沢山~塔ノ岳~大倉
主脈三山は何度か登りましたが、このコースで歩くのは初めてになります。
1日目 東海自然歩道から丹沢最高峰へ
焼山登山口バス停
JR中央線・相模湖駅からバスでやって来ました。(※途中三ヶ木で乗換)
バス停のそばにあった神社。登山の無事を祈ります。
道標に従い焼山に向かう林道に入ります。
ゲートです。クマ出没注意❗
さらに林道を歩くと道標が出てきました。
焼山に向かって登山道に入ります。
東海自然歩道とあります。これは東京・八王子から大阪・箕面を結ぶ1697.2㎞の長距離自然歩道。今日はまず、この自然歩道を姫次まで歩きます。姫次は東海自然歩道の最高標高地点です。
途中にあったベンチ。
少し紅葉が見えますね。
急な登りが続きます。
道標が見えます。
どちらの道も姫次と蛭ヶ岳に行けますが、焼山への道と巻道との分岐です。もちろん焼山に向かいます。
ひと歩きしてピークです。
焼山 標高1059.6m
将軍が狩猟をするのに邪魔になる草木を燃やす山焼きをしたことが名前の由来だそうです。
展望はありません。展望台のような鉄塔がありますが、ロープを張られていて入ってはいけないみたい。
先に進みましょう。
道標です。
今度も巻道との分岐のようです。黍殻山へ進路を採ります。
先程の焼山は、巻道分岐からすぐに山頂でしたが、今度は中々着きません。
道も少し不明瞭でした。
何かの施設が出てきました。山頂のようです。
黍殻山 標高1272m
山頂標識、壊れていますね。ここも展望ありません。
ここにも山頂の表示ありました。
この施設は雨量計で、水道関係の施設のようです。
さらに進みましょう。
木々の間から周辺の景色が見えます。今日は天気、ご覧の通り。
湖は宮ケ瀬湖です。
木道がありました。
何か標識が立っています。
東海自然歩道最高標高地点
まもなく姫次か。
木道をひと歩きして‥‥‥、
ベンチがあります。着いたようです。
姫次 標高1433m
東海自然歩道の標高最高地点です。
東海自然歩道を歩くのはここまで。この先、蛭ヶ岳へ向かうのですが、道標を見ると「蛭ヶ岳」には東海自然歩道の表示がありません。
少し陽が射してきました。
昼食に🍜ラーメンを作りました。いつもは大抵コンビニ弁当なんですが、今日は寒いので。
では蛭ヶ岳に進みましょう。距離は3.2㎞。
一旦下ります。
道が不明瞭。倒木があったりもする。
良かった。道案内があった。
木段が続きます。
丹沢ではこういう木段、木道が多く見られますが、これらは登山客のためというよりは植生回復のために設置されています。
木に白い花が咲いているみたい。
霧氷。冬に見られる自然の芸術。1月、2月になるともっと綺麗なものが見られます。
道標が見えます。
蛭ヶ岳まで0.4㎞。今日の宿泊地まで残り1㎞を切りました。
しかし山頂部、ガスが濃く掛かっています。悲しい。
蛭ヶ岳への最後の登り。
山頂に着いたようです。
蛭ヶ岳 標高1673m
丹沢最高峰にて神奈川県の最高峰です。
山頂標識が新しくなったようです。
展望、ガスのために全く見えません。
蛭ヶ岳山荘
山頂に立つ山小屋。今日はここに泊まります。
古い山頂標識が立て掛けてあります。
中に入ります。
☕コーヒーブレイクしました。
今日は金曜日。平日なのですが満室でした。ご覧の通りストーブが焚かれているのですが寒かったです😅。
夕食は🍛カレーライス。冬場はおでんのこともあるそうです。
1日目終了。天気が曇りだったのが残念。明日に期待です。
2日目前編 富士山見ながら稜線歩き
朝。今日は快晴のようです。
改めて蛭ヶ岳山頂。
昨日は拝めなかった富士山🗻。綺麗に見えます。
出発です。今日のコースは主脈三山を縦走して大倉へ下山。
まずは丹沢山へ。
今日は景色が楽しめそうです。
朝焼けの富士山。
登山道に白い物が。これ、雪なんです。
クサリ場出現❗ ここは今回の山旅、一番の難所でした。
振り返ると、左手に富士山。右手に蛭ヶ岳。
南アルプスです。
登り切ると大岩が❗
鬼ヶ岩
ここからも富士山を撮りました。
朝焼けの蛭ヶ岳。
海も見えます。
再び富士山の絶景。
さて、富士山の左下(南裾)に目を動かすと、二つのトンガリを持つ山が見えますね。
この山が何という山なのか、ずっと分かりませんでした。
すれ違ったお兄さんに聞いてみたら、「さあ? 方角からいって、天城山系だと思うんですよね。天城山‥‥、じゃあないですかねぇ? 違うかもしれませんよ」と言われたので、「
なるほど、天城山(日本百名山の一座)か。天城山は、万二郎岳、万三郎岳の二つだから、あの二つのトンガリは万二郎、万三郎か」と思っていました。
ところが山友がGoogleレンズで調べてくれて、「愛鷹連峰」だという情報を提供してくれました。左のトンガリが位牌山、右のトンガリが越前岳。越前岳が一般的に「愛鷹山」とされています。前から登ってみたいとは思っていたのですが、これを見てますます登ってみたくなりました。
今回のブログですが、この山の名前が分からず、最初は「天城山」としてアップしてしまいました。間違ったことを書き、申し訳ありませんでした🙏。
さらに進みましょう。
眩しい。海が朝日を反射しています。
その海に江ノ島が見えます。
この木段も雪化粧しています。
不動ノ峰休憩所
最近建て替えられました。中も綺麗です。
さあ、今日最初の目的の山、丹沢山が迫って来ました。
まず下ります。
そして登り返し。
愛鷹山が見えます。
さらに登ります。
富士山と愛鷹山。このツー・ショット、いいですね。
道標。おおっ❗ あと100mか❗
山小屋です。山頂に立つ「みやま山荘」。到着しました❗
丹沢山 標高1567.1m
日本百名山の一座。
もちろん、ここからも富士の絶景。
歩いてきた方角には蛭ヶ岳。
石仏が建立されています。これからもお守りください。
では進みましょう。次は今回最後の山、塔ノ岳です。
富士山の眺望、健在。
竜ヶ馬場
たくさんのベンチがあります。
前方の山をよ~く見ると‥‥‥、
頂上に小屋が立っています。この山が塔ノ岳。小屋は山頂に立つ尊仏山荘でしょう。
進みます。塔ノ岳を目指して。
富士山、少し雲がよぎっています。
塔ノ岳へ最後の登り。
尊仏山荘が見えてきました。
塔ノ岳に到達❗
塔ノ岳 標高1490.9m
今回の山旅、最後の山。
あぁ❗ 富士山、雲が掛かっています。まぁ、今までずっといい状態で見れて来たので、よしとしましょう。
西丹沢と道志方面。その後ろに南アルプスです。
今まで歩いて来た主脈の山並。
大山と表尾根。塔ノ岳の眺望は抜群。今回の山旅のフィナーレにふさわしい大展望です。
ここにも仏様が祀られていました。
では下山しましょう。
バス停のある大倉を目指します。距離は7㎞。あとは下るだけとはいえ長いですね。
2日目後編 大倉尾根を食べ歩きと紅葉狩りハイキング
主脈三山の登頂を終え、長い大倉尾根歩きが始まりました。
大倉尾根にはいくつかの茶屋があります。今日はその茶屋めぐりをしながら下山しようと思います。
まずは主脈よ、さようなら。
今日は土曜日。これから塔ノ岳に登ろうという多くの人たちとすれ違いました。
雲が掛かった富士山。
天気がいいので登山者多いです。
建物が見えます。
花立山荘
登って来る人たちにとっては、ここは最後の休憩場所です。ここは土休日のみの営業。
ココアを注文しました。
花立山荘を出ました。ここからは、長い、長~い下りになります。
逆に登って来る人にとっては、長い登りをクリアしたからこそ、先程の花立山荘がありがたい存在なんでしょうね。
一旦なだらかになります。ベンチがあります。
しかしまた下りになります。
テーブルと、休憩している人たちが見えます。
堀山の家
こちらも土休日のみの営業です。
甘酒を注文しました。暑かったのでアイスにしました。
クリスマスが近いからでしょう。店頭でリースを売っていました。ここの女将さんの手作りだそうです。大きさ、値段は色々でした。
これがボクの買ったリースです。直径10センチの小さい物。奥しゃまへのお土産です。
さらに歩きます。
駒止茶屋
営業していません。
紅葉が残っていました。ゆっくり歩き、紅葉狩りを楽しみましょう。
見晴茶屋
営業していません。
この辺りからは主として杉の樹林で、紅葉は殆どありませんでした。
また小屋が見えます。
観音茶屋
下山している人間にとって、最後の休憩場所になります。こちらも土休日のみの営業です。
お汁粉を注文しました。汁面に真上の木が映っているので、ちょっと分からないと思いますが。
栗も入っていました。
大倉まであと1.6㎞。
ベンチのある見晴台。
歩いてきた山に思いを馳せます。あそこを歩いていたのかなぁ。
人家らしき建物が出てきました。
登山口です。下界に下りてきました。
まもなく大倉です。
大倉バス停
ゴールです。今年最後のお泊りで、長い山旅が終わりました。
歩行時間
1日目:6時間21分
2日目:6時間03分
ここからはバスで小田急線 渋沢駅へ。
コースタイム詳細はHPをご覧ください。
YAMAPの活動日記です。
堀山の家で買ったリース、壁に掛けました。
長いブログになりましたが、閲覧いただき、ありがとうございました。
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