鳥海山へ。秋田市内の散策もしました。
これはお借りした画像ですが、鳥海山です。
秋田県と山形県に跨がる名山で、秋田富士とも出羽富士とも呼ばれています。
今回チャレンジするのはこの山、なんですが‥‥、
大変な山なんですよね。
まず予想歩行時間が9時間05分❗
また、山頂直下が岩場❗ 結構大変そうです。もう、行く前からビビっておりました😅
鉾立山荘
山荘といっても、登山コース中にある山小屋ではありません。車で鳥海ブルーラインを走り、五合目駐車場へ。そのすぐそばに立っています。
食事は出ない素泊まりですが、設備が良くて綺麗な山小屋です。
今晩はここにお泊まりです。
小屋の前から。あれが明日登る鳥海山かなぁ。
そして、登山当日です❗
時刻は朝の4時すぎ。まだ暗い。今日の山は長丁場なので、早発ちします。
ヘッドランプの灯りが頼り。明るくなるまで慎重に行きましょう。
ここは秋田県・山形県の県境。
明るくなってきた。夜明け前。
もうランプはいりません。
賽ノ河原
出発して80分。順調に進んでいます。
草紅葉が中々いいです。
石畳の登山道。良く整備されています。
あれに見えるは日本海。
おっと、前方の登山道にガスが掛かりました。山頂での展望、大丈夫だろうか?
何か小屋が見えます。
御浜神社
ここは七合目にあたります。
神社なのでお詣りしようと思ったのですが、賽銭箱が出ていませんでした。
ここ御浜は展望が素晴らしいです。あそこに見えるのは鳥海湖。鳥海山の火山湖です。
アップでもう一枚。
先に進みましょう。
ガレ場出現❗
‥‥と思ったら、また石畳の道になりました。しかし、石畳で整備された登山道はこの辺りで終わりになります。
えっ? 何これ? ハクサンイチゲ❓
この花、ボクが知る限り、ハクサンイチゲにしか見えない。でも今の季節で見られるなんて信じられない。
前方、ガスが漂っています。山頂の展望、どうなんだろうか?
七五三掛
「しめかけ」と読みます。まだ山頂まで100分以上かかりそう。
神様が祀られていました。先ほどの御浜神社でお詣り出来なかったので、ここで登山の無事を祈りました。
木道と木段を上がり‥‥、
道標に出ました。
外輪山・千蛇谷分岐
鳥海山へは外輪山を縦走して登頂する外輪山コースと、千蛇谷を横断して登頂する千蛇谷コースがあります。ここはその分岐点。
遠くの方に海が見えます。
分岐点からは千蛇谷コースを選びました。こちらのコースは、千蛇谷に向かって一旦下ります。
雲が切れたようです。逆光まぶしい鳥海山。
千蛇谷に下りて来ました。
谷というよりはガレ場です。
岩に記されている矢印を目印に進みます。
普通の道に戻ったようです。
このコースでは至る所にこのような標識が設置されていました。
外輪山の稜線が見えます。
山頂を目指して進みます。
岩場が出現❗
矢印等の目印を探しながら登ります。
また小屋が見えます。
大物忌神社
山頂直下の神社。ここまで来れば、山頂まであとわずか。
おやつを食べて休憩。あとわずかとは言え、ここからが大変なんです。
山頂に向かって再スタート。
が、立ちふさがるかのような凄い岩場❗
ペンキで書かれた印を目印に、慎重に登りましょう。
なんと恐ろしげな岩場❗ でも同じです。目印を見落とさずに、慎重に進むだけです。
そして、ここを過ぎたら‥‥、
山頂です。到達しました❗
鳥海山 標高2236m
眺望です。雲のため、スカッと見渡せないのが残念。でも海が見えますね。何も見えないのではないかと心配していたので、これなら上出来です。
では下りましょう。
これからですが、先ほど書いたもう一つの外輪山コースに向かいたいと思います。
ここからも海が見えます。
延々と続く岩場。
「胎内くぐり」❓
以前登った筑波山、乾徳山にも似たようなポイントがありました。筑波山の場合、「生まれた姿に立ち返る」という宗教上の意味がありました。鳥海山も古い山岳信仰の山のようなので、同じ意味があるかもしれません。
岩場、終わりました。今度はここから外輪山コースの稜線まで登ります。
クサリ場もあり、急な登り。
登り切り、稜線上に立ちました。
ここからは外輪山コースの縦走をして、御浜、鉾立へと戻ります。
ハシゴの箇所あります。
先ほどの鳥海山。
途中で見つけた石仏。
伏拝岳 標高2130m
実はこの手前に行者岳というピークもあったのですが、見落としてしまいました😅
ここからの鳥海山も雄々しいです。
少し歩いて、またピークです。
文殊岳 標高2005m
外輪山コースの最後のピークです。地図やネットの登山ガイドなどでは「文珠岳」と記されています。後ろ、ガスが漂っていますね。これがなければバックに鳥海山の雄姿が見られるところです。
外輪山コースも終盤。下りになります。
鳥海山、再び姿を現しました。
ロープです。慎重に下りましょう。
道標に出て来ました。
外輪山・千蛇谷分岐
朝通った分岐点に戻って来ました。
ここからは元来た道を戻ります。
七五三掛
遠くに小屋が見えます。御浜でしょう。
鳥海湖に戻って来ました。
御浜神社。ここからゴールまで、まだ2時間近くあります。今日の山は本当に長い❗
この御浜神社で、とんでもないハプニングを起こしました。
御浜神社からは、ボクが戻ろうとしている鉾立登山口(象潟口)の他、吹浦口、長坂道と三方面に分岐しているのですが、間違って長坂道方面に歩いていってしまったのです❗ 気づいて戻って来て約20分のロス。元来た道を戻ればいいだけなのを間違えたのだから、おバカな話です。しかしここ、分岐点なのですから、道標をキチンと設置してほしいです。
御浜からは石畳で整備された登山道になります。
これは珍しい❗ 季節外れのクワガタムシ。
登山道にいたのですが、気付かずに踏まれてしまうかもしれないので、草むらに放しました。
賽の河原
秋田・山形県境
ゴールの鉾立まであと1㎞。
ナナカマドとアキノキリンソウ
海が見えます。朝ここを通った時は、まだ暗かったので見えませんでした。
そして、おぉ、駐車場が見えてきました❗
まもなく下界です。
鉾立登山口
とうとうゴールです。朝4時に出発して、現在午後2時。
歩行時間8時間59分
本当に長い山でした。疲れた、疲れたです。
コースタイム詳細はHPをご覧ください。
これは登山口にある稲倉山荘。お食事とお土産のお買い物ができます。
お土産で買ったのは、地酒と辛味噌、いぶりがっこ。ここは秋田県なので、秋田の名物ばかりです。
さて、今回の鳥海山にあたり、その前日、秋田市内を観光しましたので、そちらもご覧下さい。
この日は広小路バザールをやっておりました。
何ヵ所かでババヘラアイスを売っていました。
お婆ちゃん(ババ)がヘラを使って作るから「ババヘラ」。秋田の名物です。
秋田駅から15分ほど歩いて、赤れんが郷土館に入りました。
秋田の工芸品が展示されていました。
次に訪れたのは千秋公園。昔、久保田城があったそうです。
当時の面影を残す表門。
八幡秋田神社がありました。
面白かったのが、二の丸跡の近くでやっていた秋田犬ふれあい処。
ずっと寝そべったままでした。暑かったからかなぁ❓
長いブログになりましたが、最後まで閲覧いただき、ありがとうございました。
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