見沼田んぼ 通船堀と寺社巡り
今日は山岳サークルの歴史探訪にお出かけしました。大人の遠足です。
今日はスゴイ歩きましたよ。
歩く、歩く。
歩いて、歩いて、さらに歩く😅。
まだまだ歩く、ひたすら歩く😂。
何でこんなに歩いたのかというと、今日の散策地は基本、交通の便が悪い所だったのです。さらに、バスに乗るつもりだったのがバス停が分からず、乗り損ねてしまったというハプニングもありました。
埼玉県さいたま市緑区。そこが今日訪れた場所です。ここは約1260haもの広大な面積を持つ見沼田んぼが広がる地区です。
首都近郊にありながら、古い歴史を残す見沼を、今回巡ってみようと思います。
旧坂東家住宅見沼くらしっく館
最初に訪れました。古民家が展示されている博物館です。入場無料。
この民家は、江戸時代後期に3時期に分けて建てられた坂東家住宅。坂東家は見沼の地に加田屋新田を開発し、名主も務めた家です。
屋敷の中の様子です。
坂東家住宅は1991年、当時の大宮市の有形文化財に指定されました。
万年寺
曹洞宗の寺。見沼田んぼの歴史を語る上で重要な寺です。
享保12年、見沼の地に水田を開くため、利根川から水を引き入れる見沼代用水を掘り進める大工事がなされました。その工事のための詰所が、ここ万年寺に置かれたのです。
その見沼代用水開発にあたったのは井澤弥惣兵衛という人物。この石碑は惣兵衛の功績を称える顕彰碑です。
氷川女體神社
見沼田んぼを見下ろす高台に立つ古社。スサノオノミコトの妻・奇稲田姫命が主祭神なので女体社になるのだそうです。
御神木の椨(たぶ)の木。
神社を出て、しばらく用水路に沿って歩きました。この用水路が、歴史ある見沼代用水路でした。
水路に沿って植わっているのは桜です。🌸花期はとても綺麗でしょうね。
見沼通船堀公園
日本の歴史公園百選の公園。今日の探訪メインの場所。
公園内はこんな感じです。別に遊具はありません。気持ち良さげですね。夏は涼しそう。
見沼通船堀の「通船堀」というのは、一言でいうと運河です。
先述の見沼代用水によって見沼の地に水田開発がされ、出来た米を江戸に運搬するための水路も必要になりました。そこで、見沼代用水と芝川(隅田川に注いでいた)とを結ぶ水路が造られることとなったのです。
この工事に当たったのも、見沼代用水の時の井澤弥惣兵衛でした。
見沼通船堀は、日本最古の閘門式運河となりました。
陸上交通の発達で、通船堀の活躍の歴史は昭和初期に幕を閉じます。これは復元された遺溝。
見沼通船堀が史跡に指定されたのは1982年。江戸時代中期の土木技術、流通経済を知る上で貴重な文化財とされています。
竹林の中を歩くのが素敵でした。
見沼田んぼの歴史探訪が満喫できた一日でしたが、冒頭で書いたように交通の便が悪いので、結構歩かされます。お出かけになるのでしたら、ちょっとしたハイキングに行くつもりでいるのがいいでしょう。
閲覧ありがとうございました。































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