レンタカーで山形県・月山。そしてその周辺
こんなにアプローチが悪いとは思わなかった。山形県・月山!
だって、日本百名山ですよ。なのに、公共の交通機関がなさ過ぎ!。
登山口の姥沢までが‥‥‥。 山形駅から鶴岡行き高速バスに乗って、西川で下車。そこから高速の下に移動して、西川町の町営バスに乗換え‥‥。うわぁ!乗り継ぎ悪そう!
当初、コースについては、姥沢から月山に登り、周遊コースのある弥陀ヶ原に下りたかったんだけど、そこからのバス便が、休日のみの運行!。がっかりです。平日登山派のボクには、姥沢からのピストンしかないってことなんです。
そんなわけで、考えた挙句、山形駅でレンタカーを借りることにしました。
だけど、何とかしてよ、山形県!
で、姥沢の駐車場にやって来ました。
ここからリフト乗り場まで歩きます。
さて、今回登る月山は、湯殿山・羽黒山とともに出羽三山といわれ、山岳宗教の長い歴史を持つ山です。山頂には月山神社本宮があり、普通の登山客以外にも白装束で登る人が多いです。山中は高山植物の宝庫で、ボクが行きたかった弥陀ヶ原は、高山植物の大群生地である湿原です。
ここで月山自然保護のための寄付金を払います。200円。
リフト乗り場です。
乗車時間約15分。今、天気は良さそうだけど‥‥‥。
リフト上駅到着。ちょっと曇り始めました。
鐘を鳴らして、
お地蔵様をお参りして、
月山に向かって出発。まず向かうのは姥ヶ岳。
ウメバチソウ
斜面を彩るニッコウキスゲ
ミヤマリンドウ
木道を歩きます。
綿毛になったチングルマ
ウサギギク
ヨツバシオガマ
間もなくピークのようです。
姥ヶ岳 標高1670m。
ガスで展望ありません。
さらに月山を目指して歩きます
アキノキリンソウ
残雪が見えます。
歩く道が次第にガスで見えなくなってきました。
金姥
湯殿山との分岐です。
ハクサンイチゲ
ニッコウキスゲが手の届くところに咲いています。
ハクサンフウロ
牛首に到着。
山頂まで1.1kmとありますが‥‥‥。
ここから山頂までは結構大変。傾斜も急で、ゴロゴロ岩だらけ。何よりもガスで先が見えないのが精神的に辛い。
花たちが慰めてくれます。
お地蔵様が現れ、
小さな神社を過ぎます。
どうやら山頂が近いようです。
これは松尾芭蕉の句碑です。「雲の峰いくつ崩れて月の山」。
月山 標高1984m。
台地状に広がる山頂です。残念ながらガスで眺望は得られず。
ミヤマウスユキソウ
頂上小屋を過ぎて、
何やら見えてきました。
ここは月山頂上にある、月山神社本宮。
お祓いを受けている人たちです。残念ながらこの先は撮影禁止でした。
お祓い料は500円。頭を下げて神主様のお祓いを受ける。その後、「人(ひとがた)形」という人の形をした小さな薄い紙で全身を撫で、それを水場に入れる。‥‥というのがお祓いの内容でした。
元来た道を戻って下山です。
牛首に戻って来ました。ここからは姥ヶ岳を撒いてリフト乗り場に戻る道があるので、そちらを歩きます。
イワイチョウ
ガスが切れ、視界が開けました。
残雪が見えます。
木道を歩きます。まだまだ目を楽しませてくれる花たち。
何か見えてきました。リフト乗り場に戻って来ました。
再びリフトに乗って下に戻ります。
リフト乗り場から姥沢駐車場へ戻ります。今日の山旅も終わりました。
歩行時間 3時間41分
‥‥‥山は終わったので、このまま帰っても良かったのですが、それでは勿体ないので、この後、色々と周りました。
ここは月山山麓にある志津温泉。いくつかの旅館が並びます。日帰り入浴のできる旅館もあるので、山歩きの汗が流せて嬉しいスポットです。
月山湖に来ました。ここでは、ある日本一を見ることができます。
それは1時間毎に見られます。それを待つ人たちです。
始まりました。大噴水です。
噴射高112mは日本一の大噴水。世界でも第4位なのです。
最後に寄ったのは、山菜料理の名店・出羽屋。以前、山形に来た時にも入った店です。
今回は暑かったのでざる蕎麦にしたのですが、温かい山菜蕎麦なら下の写真のような鉄鍋で食べます。これ、絶対オススメですよ!
山形駅から発車する山形新幹線つばさ。これに乗って帰京しました。
閲覧ありがとうございました。山のコースタイム詳細は、HPをご覧になってください。
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