白井差新道よ、永遠に 両神山
過去ブログからの画像をご覧ください。
ロウバイの咲く秩父・宝登山から見る両神山。
二子山・西岳から見る両神山。
外秩父七峰縦走コース・堂平山からボンヤリ見える両神山。
埼玉県・秩父周辺の山に登った時、独特の山容を見せてくれた両神山。
今回はその両神山にやって来ました。
ここは埼玉県小鹿野町白井差。西武秩父駅からレンタカーで出発し、走ること約1時間。ダンプとすれ違うこともありました。幅の狭い山道も走りました。その終点がここです。
「‥‥‥受付を願います。 山中」???
この白井差から両神山に登る登山道・白井差新道は、山中豊彦さんという方の私有地であり、ここからのコースで両神山に登る場合は山中さんのお宅で受付をしなければならないのです。基本、電話での事前予約が必要です。
受付時にこちらの地図をお借りし、登山に関するレクチャーを受けます。今日は奥様に対応して頂きました。
★白井差コースについて
両神山の登山には、日向大谷コース、八丁尾根コースがありますが、鎖場の連続があったり、鋸のような岩稜を縦走するなどで、熟練向けのコースと言っていいでしょう。そんな中で白井差新道を歩くコースは危険個所が少なく、体力さえあれば初心者でも安心して歩けるコースです。登山道は先述のとおり山中さんの私有地で、整備・管理も山中さんがしています。
〇入山前に山中さん宅で受付をする。
〇ピストンが条件で、必ず同じ所に下りてくる。
〇下山時に環境整備料(協力金)として一人千円を払う。
以上が白井差新道での登山の条件です。
スタートです。しばらくは林道を歩きます。
この辺り、少し紅葉🍁です。
神様です。
ここから本格的な登山道になりました。
昇竜ノ滝
落差20数メートル。見事な滝です。
渓谷沿いの登山道。水の音を聞きながら歩きます。
大又
山頂まで2.3キロ。
登山道を行きます。
やまびこ橋
木板で架けられた橋です。そばを沢が流れています。
紅葉はピークを終えたみたいですね。
オオドリ河原
この辺りから水の音が聞こえなくなりました。
木々の間から荒々しい岩肌が見えます。のぞき岩という名前で、これが見られるのが白井差コースの楽しいところです。
水晶坂
スタートの白井差から1550メートル、山頂まで1650メートルとあります。まだ半分も歩いていないということか。
のぞき岩のてっぺん、近づいているようには見えるんだけどなぁ。
結構な登りがあります。
木々の間から周辺の山々が覗きます。
ブナ平
山頂まで1.2キロ。
大きな岩。その後ろにそびえるのぞき岩。
少し視界が開け、のぞき岩がはっきり見えました。
道標が見えます。
大峠分岐
山頂まで5分❗ ここまで来たんだなぁ。
ベンチが見え、話し声が聞こえます。山頂でしょうか?
違いました。日向大谷からの登山道との合流点です。
数少ないベンチのある休憩所。
しかし山頂は近くです。
遠くに見えるのは武甲山。
武甲山と言えば、今日レンタカーで出発した西武秩父駅にある山。出発時にどっしりとした風格だった山が、あんなに小さく見える。遠くまで来たのだなと思いました。
山頂直下。鎖と橋。
また鎖。
そして山頂が見えました。
両神山 標高1723.5m
決して広くはない山頂。しかし眺望は完璧❗
富士山🗻のてっぺんが見えます。
八ヶ岳方面のようです。
この石碑は、両神山が日本観光地百選に入選した時の記念碑です。
では下山しましょう。
鎖場、慎重に。
遠くに見える武甲山。
日向大谷コースとの分岐点
ロープをくぐり、白井差へ。
大峠分岐を下ります。
のぞき岩がよく見える場所。
落葉の登山道。
少し紅葉見えます。
水晶坂
今度はあべこべで、先の道のりの方が短い。登りの時とは景色が違って見えます。
オオドリ河原
沢が出てきました。
大又
再び水の音を聞きながらの登山道です。
再び昇竜ノ滝
山の神様。登山を守ってくれて、ありがとうございました。
ガードレールが見えます。登山道が終わり、林道になりました。
白井差までひと歩きです。
車が見えます。ゴールに着きました。
白井差
戻って来ました。
歩行時間4時間01分
山中さん宅に伺います。
両神山の登山バッジを頂きました。白井差の登山者皆さんにお配りしているのだそうです。
今日の登山道は、本来険しい山である両神山を安全にそして短時間で登れるという、実にありがたい登山道です。整備されている山中さんのご苦労、大変なことでしょうね。もうご高齢の方と思いますが、この白井差新道がいつまでも親しまれる登山道でありますよう、ご健康をお祈りするばかりです。
閲覧ありがとうございました。コースタイム詳細はHPをご覧ください。
YAMAPの活動日記です。
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