北アルプス 燕岳、大天井岳、槍ヶ岳縦走記②
憧れの槍ヶ岳登頂を目指してやって来た北アルプス。1日目の昨日、燕岳と大天井岳に登り、2日目の今日、いよいよ槍ヶ岳に挑戦です。
ちなみに1日目の燕、大天井登山の様子のブログ、見ていない方、是非ご覧になってください。
7月14日、2日目。大天荘を出発です。天気、曇りですが、少し霧雨っぽい。
周囲の景色。ご覧のとおり、何にも見えない! 明快な眺望画像を沢山お届けしたかったんですが、今日は一日中、こんな感じでした。悲しくて涙が出るなあ。
ともかく槍ヶ岳に向かって歩きます。
コマクサのお花畑。
チングルマも咲いていました。
45分後、大天井ヒュッテに到着。
ハクサンチドリです。
今日も所々でミヤマキンバイが咲いていました。
コバイケイソウです。
「ビックリ平」? 地図にもガイドブックにも載っていなかったポイント。ちょっとした展望台です。雨、上がったのかな? ここで雨具を脱ぎました。
シナノキンバイ。
シナノキンバイとハクサンイチゲの競演。
右側のチラッと見える山は 美ヶ原(王ヶ頭)みたい。ええぃ! ホント、雲、邪魔っ!
ヒュッテ西岳に到着。小休止を除いて3時間は歩いた感じです。
何故か、ここからは下りが続きます。鎖を降りて‥‥‥。
ハシゴも降りて‥‥‥。
水俣乗越。上高地から横尾、槍沢経由のルートと合流です。悲しいことに、また雨になりました!
更にここからの、東鎌尾根の登りがキツかったです。こんな感じのハシゴも何か所かありました。
見下ろすと、霧がかかっているとはいえ、目が眩むような絶壁。‥‥ちょっと、この写真じゃ分からないかもしれませんが。
ヒュッテ大槍に到着。予定のコースタイムでは、槍ヶ岳・肩まで30分。近づいてきました。
ミヤマオダマキとイワベンケイ。
槍まであと30分の地点だというのに、相変わらず前方の景色、何も見えず。
槍ヶ岳山荘に到着。予定コースタイムで30分のところ、結局50分かかりました。
この槍ヶ岳山荘って、槍ヶ岳の真ん前に立っている山小屋なんですよね。にもかかわらず、槍ヶ岳が、姿かたち、何にも見えない!! ホント、恨めしや今日の天気!
槍ヶ岳頂上まで0.2キロ。「何ぁ~んだ」などと思ったら大間違いですよ。
ほぼ垂直に近い岩場を登り‥‥‥、
目の眩むようなハシゴ‥‥‥、
もちろん鎖場も。高所恐怖症の人にはたまらないでしょうね。
恥ずかしながら山わんこ、槍ヶ岳って、名前が怖そうなだけで、もっと安心して登れると思ってましたが、とんでもない話でしたね。
山頂への最後のハシゴです。上から「頂上が混んでいるので、登るの、ちょっと待ってください」という声。こんな天気だというのに、登る人、沢山いるんですね。
山頂の様子です。ご覧のとおり、記念撮影の流れ作業です。
ともあれ自分も記念撮影。
ちなみに槍ヶ岳登山は、ヘルメットは絶対だと思います。義務付けはされていないみたいですけど。自前の物がなくても、槍ヶ岳山荘でレンタルもしていますので、キチンと準備して登りましょう。
この日は槍ヶ岳山荘で宿泊しました。夕食はハンバーグ。部屋は2段ベッド形式で、幸いギュウギュウ詰め状態になることなく寝ることができました。
3日目朝。天気はこの通り。目の前に見えるはずの槍が、やっぱり見えません。悲しい。
飛騨乗越。南岳~穂高方面と新穂高温泉方面との分岐点です。今日はもう、新穂高温泉へ下山するばかりです。
霧が懸かっている下山路。
3000メートルを切った。
槍ヶ岳方面、ちょっと雲が切れたみたい。
ハクサンシャクナゲ。
ハクサンイチゲ、シナノキンバイ、ミヤマキンバイ。今回多く見られた花でした。
登山道、ガレ場が消え、普通の山道っぽくなってきました。
キヌガサソウが沢山咲いていました。。
これは高山でしか見られない黒花のエンレイソウ。
沢が現れ、この辺りから、水の音を聞きながらの歩行となりました。
槍平小屋に到着。今日のコースの中間地点といった感じです。
飛騨沢に沿って歩く登山道。
滝谷出合。激しい水の流れです。
この仮設橋、もうちょっと何とかしてほしいです。この水の流れじゃあ、落ちたら危ないですよ。
この沢沿いの道ですが、結構ゴロゴロ岩の箇所がありました。歩行には注意してください。
水は流れていませんでしたが、白出沢。河原を渡ります。
渡った所から林道になりました。あとはこの林道を新穂高温泉に向かって歩くだけです。
途中にあった穂高平小屋。新穂高温泉までの林道歩きは1時間半はありますので、ここで休憩するのもいいかもしれません。
新穂高ロープウェイ駅。平湯温泉,高山へのバスはここから出ます。それ以外の方面へは、更に下にあるバスターミナルからになりますが、ボクは高山経由で帰京するので、つまりゴールに到着!
駅から少し降りた所にある日帰り温泉。バス発車時刻まで1時間近くあるので、ここで汗を流しました。
3日間の歩行時間(休憩、小休止を除く)
1日目:7月13日 7時間57分
2日目:7月14日 8時間23分
3日目:7月15日 5時間58分 でした。
返す返す、天気の悪かったのが残念でした。恨めしや、今年の長梅雨。1日目に槍ヶ岳を見ながら歩けたこと、高山植物を沢山見れたことがせめてもの救い、かな。
閲覧ありがとうございました。コースタイムはHPをご覧ください。
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