尾瀬 燧ヶ岳と至仏山へ
尾瀬にやって来ました。今いるのは、尾瀬の福島県側の玄関口・尾瀬御池。前日ここで宿泊し、尾瀬の名山・燧ケ岳・至仏山を縦走しようと思います。
今回は燧ケ岳だけ、山友と一緒に歩きます。この御池で待ち合わせをしたのですが、何と彼、御池の前に会津駒ヶ岳に登って来たとのこと。中々の強者です。
1日目
上空、雲が掛かっています。1日目の今日は、燧ケ岳に登り、尾瀬ヶ原を縦断して山ノ鼻に向かいます。
登山口は駐車場の奥にありました。
初めは木道メインの登山道を歩きます。
尾瀬ヶ原への道と分岐します。
ゴツゴツした岩が登山道に見られるようになりました。高度を上げて行きます。
やがて明るい湿原に出ました。
広沢田代
御池から燧ケ岳へのコースにある最初の湿原です。
今回は何も咲いていませんでしたが、花の時期はコバイケイソウやワタスゲなど多くの高山植物が咲く所です。
再び樹林の山道。
歩き始めて約1時間半。5合目に到達。
森林限界を越えたのでしょうか。前方に燧ケ岳が姿を見せます。
また湿原に出ました。
熊沢田代
このコースの二番目の湿原です。
正面に見える燧ケ岳。
リンドウが咲いています。尾瀬に咲くのはエゾリンドウです。
更に高度を上げていきます。
見おろすと、出発点の御池が見えます。
間もなく山頂でしょう。
そして山頂に着きました。
爼嵓(まないたぐら) 標高2346m
燧ケ岳は双耳峰で、片方の頂上です。
雲が掛かっていますが、尾瀬沼が見えます。
前方に見えるのは、もう片方の山頂、柴安嵓。
山頂を目指し、一旦コルまで下ります。
そして再び登ります。
ひと登りで山頂に。
柴安嵓(しばやすぐら) 標高2356m
この山頂標識が示すとおり、こちらが一般的に燧ケ岳の山頂です。
山頂の様子です。
やはり雲が掛かっています。晴れていれば尾瀬沼の先に至仏山が見えるのですが。
先程の爼嵓です。
燧ケ岳までの山友とはここで別れます。山友は同じ道を引き返して御池へ。ボクは尾瀬ヶ原へ下山します。
見おろすと、これから向かう尾瀬ヶ原が見えます。
登山道はゴツゴツした岩もありましたが、
ここのところ雨が多かったためか濡れてぬかるみが多かったです。
5合目まで下りて来ました。
途中に湿原のあった登りコースと違い、下りコースは下り一辺倒の単調な登山道でした。
傾斜がなくなり、木道が出てきました。
見晴新道分岐
沼尻からの登山道と合流します。
しばらく木道を歩きます。
建物が見えてきました。
見晴
何軒もの山小屋が並びます。
ここからは尾瀬ヶ原を歩きます。
ヤマトリカブト。猛毒の花です。
ウメバチソウ
ミヤマアキノキリンソウ
いくつもの池塘を横切ります。
池塘の水面に白い物が浮かんでいます。
ヒツジグサ
この時期に池塘に咲く花です。
尾瀬ヶ原の木道を約2時間歩きました。
到着したのは山ノ鼻。何軒かの山小屋が並びます。
至仏山荘
今日はここに宿泊です。
夕食です。
鍋の中身はハンバーグでした。
2日目
今日はここから至仏山に登り、尾瀬の玄関口・鳩待峠へ下山します。
天気はご覧の通り。山の上は雲が掛かっています。
木道にアキノキリンソウが咲いています。
登山口です。ここ山ノ鼻から至仏山への登山道は植生保護のため、登りのみの道になっています。
木段、木道などで整備された登山道。
見られた花はウスユキソウ
ヒメシャジン
ウメバチソウ
この鉄板、印刷が剥げて見えませんが、「ここが中間地点です」と書いてあります。
登山道、ゴツゴツした岩が多くなりました。
そして鎖場❗ 昨日の燧ケ岳にはなかったのに‥‥‥。ボクは至仏山を燧ケ岳より女性的な山というイメージを持っていたので、ちょっと意外でした。
そして山頂に到達したようです。
至仏山 標高2228m
山頂の様子です。ご覧の通り、ガスで何も見えません。
展望が良ければ長く休憩するところですが、これでは長居は無用❗ 鳩待峠へ下山することにしましょう。
途中にあったピークを登ります。
小至仏山 標高2161m
やはり展望は得られずです。
更にゴールである鳩待峠に向かって歩きます。
オヤマ沢
標高は1980m。2000mを切りました。
この辺りからは、登山道にゴツゴツした岩はなくなり、歩きやすい道になりました。
ゴールが見えてきました。
鳩待峠
尾瀬の玄関口です。今回の山旅、終わりました。
歩行時間
1日目:7時間52分
2日目:4時間44分
天気がイマイチだったのが残念。ただ、季節的にあまり期待していなかった花が見られたのが救いでした。
閲覧ありがとうございました。コースタイム詳細はHPをご覧ください。
YAMAPの活動日記です。
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