山わんこ ボクの足あと🐾

山登りを中心に、旅行等で訪れた色々な場所のご紹介をします

大菩薩1泊2日 小金沢連嶺から大蔵高丸まで

大菩薩峠登山口バス停
JR中央線・塩山駅からバスに乗り、やって来ました。この日は一応平日なのですが、GW期間中なので登山客います。

        



バス停近くに咲いていたオダマキです。



今回訪れた山は、山梨県の大菩薩。中里介山の大河小説「大菩薩峠」の舞台にもなっている、とても歴史のある山です。最近は土休日に上日川峠までバスが運行されるようになったこともあり、日帰りで手軽に登れるようになりましたが、今回は1泊2日で大菩薩を深く味わいたいと思います。
1日目 裂石~丸川峠~大菩薩嶺~大菩薩峠(宿泊)


2日目前半 小金沢連嶺
この小金沢連嶺は、今回の一番の目的の山です。昔買ったヤマケイ・アルペンガイドの大菩薩でコース紹介がされていたのですが、大菩薩という広大な連嶺の中に、更に小金沢連嶺という連嶺があるというのが面白そうで、いつか行ってみたいと思っていました。


2日目後半 南大菩薩(大蔵高丸~米背負峠)
南大菩薩とは、小金沢連嶺のゴール・湯ノ沢峠から大蔵高丸、ハマイバ丸、滝子山へと続く山域です。今回は途中の米背負峠まで歩きます。富士山、南アルプス、八ヶ岳の展望が楽しめる高原状のコースです。
 


スタートです。裂石(大菩薩峠登山口)からは、しばらく舗装された道です。



ちょっと寄り道してみます。



訪れたのは裂石山雲峰寺



観音像と鐘撞堂です。



コースに戻ります。傍らを川が流れています。



フデリンドウを発見。



こちらはテンナンショウ。



丸川峠入口
駐車場のある分岐です。丸川峠に向かいましょう。

   



こんな感じですが、ここはまだ山道ではなく林道です。



ここから山道になります。



待っていたのは急登の道。



露岩もあって歩きにくい箇所も。



でも新緑、綺麗だなぁ。



傾斜がゆるやかになった。


明るい草原に出ました。



小屋が見えます。



丸川峠
青いトタンの昔ながらの山小屋・丸川荘が建っています。
ホントにきつかった今までの行程。絶好の休憩場所。オアシスにたどり着いた気持ちです。




先日、丸川荘の記事を書いたブログです。見てもらえたら嬉しいです。



丸川峠を後にして出発です。



目指すは山頂。



足場悪い箇所、あります。



あれが山頂のようです。



所々にバイカオウレンが咲いています。



少し崩落しているみたいです。危ない危ない。



明るいです。山頂に到着したようです。



大菩薩嶺 標高2056m



広いけれど展望のない山頂です。



下山します。



何か明るい広場に出て来ました。



雷岩
広く明るく展望もいい。山頂よりもよき休憩場所です。富士山も見えるのですが、今日はダメですね。


ここからは明るくアルペンムードある登山道になります。



標高二〇〇〇米地点
西暦2000年に設置されています。



こういう道は歩いていて気持ちいいです。
この頃から、顔に何か冷たい物が当たるなぁと感じたのですが、何とこれ、だったんです❗ 写真には撮れませんでしたが。大菩薩稜線、春の訪れがまだだったのですね。




賽の河原
避難小屋があります。



親不知ノ頭
ここから大菩薩嶺を振り返ります。



下に建物が見えてきました。


今日の宿泊地・介山荘です。そしてここは‥‥、



大菩薩峠 標高1897m
1日目のゴールです。
今回はここまででHPを作成しました。


 

宿泊した介山荘。大菩薩峠に建つ歴史ある山小屋です。夕食のメインディッシュはカレー。介山荘の名物料理です。

  




2日目
昨日よりも天気いいです。
これから歩くのは小金沢連嶺と南大菩薩。



介山荘を後にして出発。早速登り。



まず目指すは石丸峠。小金沢連嶺のスタート地点です。



登りが続きます。大菩薩峠と石丸峠との間の熊沢山を越えているところです。



富士山の絶景が飛び込んできました。昨日は全く拝めなかったので感激。朝早いので雲一つない状態です。



ひと歩きして到着です。
熊沢山 標高1978m



手前の山は小金沢山。その後ろに富士山です。



登山道は明るい草原状になりました。



道標が見えます。



石丸峠
ここが2日目前半、小金沢連嶺コースのスタート地点です。



明るい草原状の道。前方に小金沢山。



天狗棚山 標高1957m
途中にある小ピーク。



大菩薩湖が見えます。



迫る小金沢山。



小金沢山への登りが始まります。



なかなか荒々しい。



でも前方明るくなってきました。山頂到着です。



小金沢山 標高2014m
実は「小金沢山」というのはこの一帯の山の総称で、ここは小金沢最高点というのが正確なのだそうです。さらに「小金沢連嶺」という名は、「霧の旅会」という昔の山岳会が、石丸峠から小金沢山を経て湯ノ沢峠に至る尾根をそう呼んだことが始まりだそうです。



小金沢山から見た富士山です。



では小金沢山を後にしましょう。



明るく気持ちのいい登山道です。



ひと汗かいて次のピークに到着。



牛奥ノ雁ヶ腹摺山 標高1990m
「うしおくのがんがはらすりやま」。日本で一番長い名前の山。大菩薩には「雁ヶ腹摺山」「笹子雁ヶ腹摺山」そしてこの「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」の3つがあります。「笹子~」は先日登ったので、今回で2座目になります。



ここの富士山も素晴らしい。



そして南アルプスが見えます。



次に進みましょう。



ちなみに、牛奥ノ雁ヶ腹摺山の山頂標識に「甲州アルプス」と表記されていましたが、これはアルピニスト天野和明さんが発案された、大菩薩から小金沢連嶺をあわせた総称だそうです。



川胡桃沢ノ頭 標高1940m
途中にあったピークです。



地面に白い物が‥‥。これは雪、もしくはアラレ。昨日の夕方、激しく降っていたので、それが残っているのです。



大峠との分岐点
ここをひと登りすると‥‥、



ピークに到達したようです。



黒岳 標高1987m
ここはとくに眺望はありません。



湯ノ沢峠に向かって歩きます。



‥‥‥と、富士山の絶景が飛び込んできました。



白谷ノ丸 標高1920m
小ピークですが、見晴らしは黒岳よりいいですね。



南アルプスも見えます。絶好の休憩場所です。



大きく下ります。



とくに名前のない岩ですが、写してみました。



八ヶ岳も見えます。



何か道標が見えます。



湯ノ沢峠
小金沢連嶺コースのゴールであり、これから始まる南大菩薩コースのスタート地点でもあります。すぐ近くに駐車場があり、ここまで車で来ることができます。



HPはここまで「小金沢連嶺」のみで作りました。コースタイム詳細はこちらをご覧ください。



湯ノ沢峠を後にして、ここからは2日目後半の南大菩薩・大蔵高丸コースです。



ここも明るい高原状の登山道。



前方に見える大蔵高丸。



南アルプスも見えます。



大蔵高丸への登り、とくに急登ではありませんでしたが、これまでの疲れでちょっとバテます。



山頂が見えます。



大蔵高丸 標高1781m



富士山、雲がかかり始めました。肉眼ではもう少しマシに見えたのですが、写真はうまく撮れません。



休憩を終え、さらに進みます。



次に目指すはハマイバ丸。



ここも気持ちのいい高原状の道です。



標識が見えてきました。到着です。



ハマイバ丸 標高1752m



漢字で書くと「破魔射場丸」



山頂、とくに眺望はありません。



さらに進みます。



この富士山はさっきよりマシに撮れたみたい。



ヤマザクラが咲いています。南大菩薩の稜線、今、春が訪れたところです。



天下石
名前の由来、分かりません。



天下石から大きく下ります。



米背負峠
南大菩薩コースはこの後、大谷ヶ丸、滝子山へと続くのですが、今回はここが終点。ここから下山します。



これ、道標なんですが、壊れています。早急に直して欲しいです。



YAMAPのGPSと木に巻かれているテープで、こちらかなと進みます。



ここからは下山です。



ハシリドコロ
ナス科の花で毒草です。



ガードレールが見えてきました。



林道出合
山道はここまで。しかしここからの林道歩きも長いです。



新緑が綺麗です。



ゲートに出ました。



林道から県道に出ました。今回の山旅も間もなく終わりです。



トンネルをくぐります。



旗が見えます。



やまと天目山温泉バス停
ゴールに到着❗



定刻では30分ほど待つところでしたが、臨時便が来たので乗りました。これでJR中央線・甲斐大和駅へ向かいます。


歩行時間
 1日目:4時間27分
 2日目:8時間25分


今年初めてのお泊り山行、疲れたけど天候はまずまずで成功しました。
夏山もこの調子で実施できればいいんですが。


閲覧ありがとうございました。最後の大蔵高丸のHPです。コースタイム詳細をご覧ください。


YAMAPの活動日記です。