8月の終わり 大菩薩嶺へ
福ちゃん荘にやって来ました。山梨県・大菩薩山中にある山小屋です。「大菩薩」‥‥‥。映画にもなった中里介山の大長編小説「大菩薩峠」の山ですね。今日訪れたのは、大菩薩峠~大菩薩嶺。
下界は今日も猛暑ですが、タクシーを降りるとヒンヤリです。涼しい筈です。ここで標高がすでに1720メートルです。
福ちゃん荘そばにあったお地蔵様です。
まずは大菩薩峠に向かって出発です。
路がアスファルトになっています。ひと昔前までは、この先までタクシーで入れたそうです。
沢が出てきました。ここからは普通の山道です。
途中にあったベンチです。
さらに峠に向かって歩きます。
建物が見えてきました。
大菩薩峠に立つ山小屋・介山荘です。
大菩薩峠 標高1897m。
峠からの眺望です。
チラッと見える湖は大菩薩湖。その先に富士山が見えるそうですが、今日はこの通り雲がかかっているので見えません。残念!
これから向かう賽の河原方面が見えます。
大菩薩嶺に向かって歩きましょう。
明るくアルペン・ムードのある山道です。
振り返ると、大菩薩峠と介山荘が小さく見えます。
賽の河原。
ひっそりと咲いていたウメバチソウ。カメラが良くないのか、撮影者が下手なのか、実際はもっと綺麗で可憐な花ですよ。
コウリンカ。これが結構咲いていました。でも、終わりかけかも。
ちなみに、大菩薩の高山植物ですが、夏期はヤナギランが沢山咲いていたそうです。それが鹿の食害でなくなってしまったのだそうです。これは以前、介山荘のご主人から聞いた話です。残念ですね。
賽の河原から見る大菩薩嶺。
さらに大菩薩嶺山頂に向かって歩きます。
巨大な岩場が出現!!
これは多分、ヤマハハコだと思います。
稜線が綺麗ですね。
標高二〇〇〇米地点。
さらに歩きます。
鹿が出現! こう見ると可愛いんだけど、よく考えると害獣なんだよなぁ。
雷岩。唐松尾根コースとの合流地点です。多くの人たちが休憩しています。
山頂まで残りわずかです。
ひと登りして‥‥‥、
大菩薩嶺 標高2057m。
木立の中の山頂広場。見晴しはありません。
ここでお昼の休憩を‥‥‥、と思ったのですが、どうも小さな羽虫(ハエ?)が多く飛んでいるので、先ほどの雷岩に戻ることにしました。
再び雷岩。ここでお昼です。
ガスが立ち上っています。
大菩薩湖が見えます。
小さく見える屋根。スタート地点の福ちゃん荘でしょうか?
さあ、下山です。唐松尾根を歩き、スタート地点の福ちゃん荘を目指します。
これから登って来る人たちもいます。
また鹿がいました。
唐松尾根。結構傾斜が急です。
樹林の中の道になりました。
朝のスタート地点・福ちゃん荘に到着。
見上げると、大菩薩の稜線が見えます。あそこを歩いていたんですね。
天皇陛下が皇太子時代に、雅子妃殿下とご休憩されたそうです。
ここからバスの発着する上日川峠に向かいます。
上日川峠。ゴールです。ここから中央本線・甲斐大和駅行きバスが出ています。
歩行時間 2時間44分
帰りにバスを途中下車して、やまと天目山温泉に立ち寄りました。入湯料は520円(甲州市民以外で3時間以上利用は830円)。
閲覧ありがとうございました。コースタイム詳細はHPをご覧ください。
ちなみに、行きのアプローチ、福ちゃん荘までのタクシーですが、昨年の台風で201号線が通行止めになったため、現在は中央本線・塩山駅からではなく、甲斐大和駅からしか行けません。さらに甲斐大和駅はタクシーが常駐していないので、利用する場合は電話予約が必要です。行かれる方、ご注意してください。
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