秩父のジャンダルム 二子山へ
過去ブログからの画像です。
秩父・四阿屋山の鳥居山コースからの景色です。遠くに見える独特の山容の山は、同じく秩父の二子山です。二子山は自分の住む埼玉県の山ということで、名前だけは知っていましたが、深田久弥の『日本百名山以外の名山50』に選ばれていたことを知ってから関心を持つようになりました。しかし岩稜の危なそうな山なので、一人で行くのはなあ、と思っていたところ、山友が「行ってみたい」と言い、同行者がいるならいいかということで、今回ここにトライすることになりました。
東京近郊からは遠く、アプローチは良くありません。池袋から西武線に乗り、終点・西武秩父で下車。
小鹿野町方面行きのバスに乗ります。乗車時間約40分。
小鹿野町役場で別のバスに乗り換えるため下車します。
坂本行きのバスに乗ります。この乗換えが曲者です。今回の場合、行きはすぐに次のバスが来て待ち時間がありませんでしたが、帰りは連絡が悪く、30分も待たされました。
乗車時間35分。終点の坂本で降ります。
周りに何もない、山間の小さな集落です。
バス停の裏手の道からスタートです。
見上げると、これから登る二子山が! のどかな風景には不似合いな荒々しい山容です。
しばらく樹林の道を歩きましたが、
再び車道に出ました。
二股に分かれた道を右に入ると、
ここが登山口のようです。
「危険注意」の立て看板です。
本格的な山道のスタートです。結構な傾斜の道でした。
傍らを沢が流れていて、沢と交差する箇所もありました。岩肌に黄色のペンキで矢印が書かれているのが見えるでしょうか?
所々、枝に目印のピンクのテープも巻かれています。
こういう道標も少なかったです。
登山道の整備状況はあまり良くなく、不明瞭でうっかりすると道を見失いそうな箇所もありました。
紅葉はまだまだ綺麗に見れました。
紅葉の木々の間から両神山が覗きます。
股峠
標識には記されていませんでしたが、坂本~倉尾への道と二子山の東岳・西岳への道が交差する箇所です。
ここにも「危険注意」の立て看板があります。
休憩後、東岳に向かいました。
ちなみにボクの持っているガイドブックでは、東岳には登らないコースで紹介されていて、「岩場に自信があればどうぞ」というニュアンスでした。ボクは自信がないのだけど、まぁ、行ける所まで行ってみましょうか。
しばらく登ると、対岸の西岳が姿を現します。
そして、西岳の岩稜を登る登山者の姿が見えます。
西岳の登山ルートには、一般コースと上級者コースがあるのですが、これは間違いなく上級者コースでしょう。
鎖場出現。ボクはここでストップしました。同行の山友はビビりのボクと違って、岩稜ヘイチャラな人なので、単身トライです。ボクはここで待つことにしました。
以下、山友が東岳山頂で撮った写真6枚をご紹介します。
東岳から下りてきた山友と股峠に戻り、西岳に向かいます。
上級者コースと一般コースのうち、一般コースを歩いたのですが、こちらの方も中々手強い道です。
振り向くと、木々の間から東岳が見えます。
こちらにも鎖場出現。
この鎖、結構怖かったです。
稜線に出たようです。
逆光眩しい両神山が姿を現しました。
山頂に到着です。
二子山(西岳) 標高1165.6m
山頂の様子です。
360度の大展望。
対岸にそびえる両神山。
さて、元来た道を下山です。が、少しだけ上級者コースを見てみることになりました。
恐ろし気な岩稜の道。写真でお見せしたいのですが、危ないので上手く撮れません。
訪れたのは、云うなれば二子山の中央峰ともいう所です。上級者コースはここから股峠に続くのですが、この先はボクのような岩登り初心者には無理そうなので、引き返します。
これは東岳です。
再び股峠に戻って来ました。ここから元来た道を引き返します。
沢が出てきました。
沢に沿って下ります。
車道が見えてきました。下界に着いたようです。
登山口に戻って来ました。
また少しだけ山道を歩き、
坂本に戻って来たようです。
振り向くと二子山が見えます。
坂本バス停
ゴールです。
歩行時間 3時間50分
ただし、東岳方面を歩いた時間、上級者コースを歩いた時間は入っていません。それを入れれば4時間半くらいにはなるでしょう。
二子山。中々ユニークな山でしたが、やっぱり少し怖かったです。秩父の日帰りの山だから安全だろう、などと甘く考えてはいけない山でしたね。
閲覧ありがとうございました。コースタイム詳細はHPをご覧ください。
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