鹿島槍ヶ岳 高山植物とライチョウとの出会い
扇沢駅
あの立山黒部アルペンルートの長野県側の玄関口である駅です。
長野駅から直通バスに乗り到着しました。ただし今回は、立山黒部ではなく、他の山の登山でやって来ました。
天気は現在晴れ。ですが、上空の雲が結構厚いです。山の上が心配です。
扇沢駅からバスで来た道を少し戻ります。
柏原新道入口
ここが今回の登山口。今回は1泊2日で爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳を巡ります。
今日、1日目は、 種池山荘~爺ヶ岳~冷池山荘(宿泊) です。
途中にあったベンチ。
扇沢駅が小さく見えます。
ゴゼンタチバナ
この花は今回多く見られました。
はるか遠くの稜線上に何かが見えます。
最初の目的地、種池山荘です。まだまだ遠い。
石ベンチ。それほどベンチの形にはなっていませんが、それでも数少ない休憩場所でした。
残雪です。この辺りから高山植物の種類が増えてきました。
ミヤマキンポウゲ
クルマユリ
稜線が近づいてきました。
コバイケイソウ
大群落です。
チングルマ
ハクサンフウロ
ウサギギク
ガスにかすんで見える山。あれは爺ヶ岳。
そして種池山荘に到着。
種池山荘
今日第一の目的地に到着。
小屋の人から気象の様子を聞くと、「夕方から大雨が予想されますから気を付けて」と言われました。
山荘の周りのお花畑です。
チングルマとイワカガミ
ライチョウです。そばに人間がいてもジッとしています。自分たちに危害を加えないと分かっているのかもしれません。
子供たち。チョコマカしていたので、写真撮るのに苦労しました。
前方の登山道にガスが掛かっています。これから向かう爺ヶ岳、展望が不安です。
爺ヶ岳・南峰 標高2663m
爺ヶ岳は、南峰、中峰、北峰の三峰から成る山なのです。
更に中央峰へ向かいましょう。
南峰を下りた所にコマクサが咲いていました。
こちらはチシマギキョウ
見下ろすと建物が見えます。今日宿泊する冷池山荘。こうやって見ると、今いる所からかなり下りるのだな、ということが分かります。
谷底を見下ろします。
山頂の標識が見えてきました。
爺ヶ岳・中峰 標高2669m
爺ヶ岳の本峰です。
先程の種池山荘が小さく見えます。
残念ながら爺ヶ岳は以上で終わりです。本当は北峰も登りたかったのですが、道標がキチンとされておらず、撒き道を歩かされてしまったのです😂。ちなみに、北峰は標高2631mです。
ハクサンシャクナゲです。
ハクサンチドリです。
冷乗越
赤岩尾根と冷池山荘・鹿島槍ヶ岳との分岐点です。冷池山荘までもう少し。
タカネバラです。
そして建物が見えてきました。
冷池山荘
今日の宿泊地です。
本当にコロナで山小屋大変でしょうね。
夕食です。
二日目、朝です。天気は今のところ良さそうです。
朝食です。
二日目の今日は鹿島槍ヶ岳を目指します。コースは、布引山~鹿島槍・南峰~北峰、そして冷池山荘に戻って来る、すなわちピストンです。
冷池山荘が小さくなっていきます。
ゴゼンタチバナ
マイヅルソウ
アカモノ
チングルマ
種子になっています。
そして、これから向かう山が見えてきました。
一番左のピークは布引山。その奥の、平べったい猫の耳のような2つのピークが鹿島槍ヶ岳。今日の、いえ、今回の一番の目的の山です。
おっと ガスが掛かってきました これからの天気、展望が心配です。
黒部方面の山々でしょうか。雲海に浮かぶ、という感じでもありますが、何もない状態で見たいです。
まずは布引山に向かいましょう。
これ、分かりづらいと思いますが、ボンヤリと虹のリングがあるの見えるでしょうか?
ブロッケン現象なんです。
山頂に到着です。
布引山 標高2683m
そして、次なる鹿島槍ヶ岳へ。
山頂の標識が見えてきました。
鹿島槍ヶ岳 標高2889m
鹿島槍ヶ岳は双耳峰で、本峰のこちらは南峰になります。
残念です。雲に隠れてしまった白馬連峰。雲がなかったら、五竜岳に連なるキレットや、五竜岳、唐松岳などの展望が楽しめるところです。
ガスで覆われようとしている北峰。次はあそこを目指します。が‥‥‥、
南峰と北峰の登山道は岩場の連続で中々厳しい道でした。ボクの持っているガイドブックでは所要20分とあるのですが、とてもとてもです。ボクはその倍かかってしまいました。その怖さを写真で伝えられたらいいのですが、そんな余裕ありませんでした(-_-;)
岩場に咲くチシマギキョウ。
ミネウスユキソウ
ミヤマダイコンソウ
そして、何とか到着です。
鹿島槍ヶ岳北峰 標高2842m
もうガスで何も見えませんでした。
でも、今回の一番の目的地の山を極め、満足。元来た道を戻りましょう。
さようなら、鹿島槍ヶ岳。
帰り道、昨日に続きライチョウに出会いました。
冷池山荘。戻って来ました。
喫茶で飲んだドリップコーヒー。疲れていたので、普段入れない砂糖を入れて飲みました。
これから下山です。コースは赤岩尾根を下り、大谷原まで。
冷乗越
昨日通過した分岐点です。ここから赤岩尾根を下ります。ゴールの大谷原まで12㎞。所要4時間。もう登る山はないとはいえ、ハードな行程です。
鎖場もある険しい岩場を歩きます。
高千穂平
標高2044mとなっています。冷池山荘から1時間以上歩いたのですが、まだ2千メートルを切っていないのか。
が、下界が見えてきました。
歩きにくい登山道が続きます。
このテのハシゴが何か所もありました。
鉄階段。時々ギシギシ音がしました。
赤岩尾根登山口(西俣出合)
とうとう登山口まで下りてきました。
ダムの中のトンネルをくぐります。
もう危ない登山道ではありません。ゴールまで平坦な道です。
傍らを流れる川の音を聞きながら歩きます。
ゲートに出てきました。
大谷原
ついにゴールです。
歩行時間
1日目:7月30日 5時間24分
2日目:7月31日 8時間23分
閲覧ありがとうございました。コースタイム詳細はHPをご覧ください。
YAMAPの活動日記です。
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